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お歳暮とお年賀の違い
お年賀とお歳暮の違い
お年賀とお歳暮とは、そもそもどういった意味でしょうか。
「お年賀」とは、「今年もどうぞよろしくお願い致します」という、「これからに対する挨拶」の気持ちを込めて年始回りの際に挨拶の品物として持参するものを指します。旧年中にお世話になった気持ちも込めていますが、今年もお世話になるという未来形に対する気持ちを伝えるため、目下の者から目上の方へ贈るものです。
「お歳暮」=「今年もどうもお世話になりました」という、「今までに対する感謝」の気持ちを込めて、年の暮れにお世話になった方へ感謝の品物として贈るものです。今年一年の感謝の気持ちを込めて、こちらも目下の者から目上の方へ贈るのが一般的です。
時期
「お年賀」は、年の初めに行う挨拶です。そのため、正式には正月(1月1日~3日)の間に、年始挨拶の品として持参するのが礼儀です。もしくは、松の内と呼ばれる、1月6、7日頃(地方によって日は違います)までに訪問して、手渡しすることが習わしです。この時期を過ぎると「寒中見舞い」となります。
「お歳暮」は、お正月を迎えるための事始めの日である12月13日から贈る習わしがありましたが、11月末~12月初旬から贈ることも一般的になってきました。遅くとも、12月20日までに届くように贈ることが一般的です。
何を贈る?
「お年賀」の贈りものとしては、金額は2,000円~5,000円程度を目安に、お菓子やお酒、その年の干支関連のものなどを贈ります。贈りものには基本的にルールはありませんが、相手に喜んで貰えてこそ感謝の気持ちが伝わったというもの。相手のことを考えて贈る点に、本来の「お年賀」の意味があるのです。
そして 「お歳暮」は、当時は年の瀬を無事に越して、新年を迎えるにあたっての必要な品物を贈っていました。お酒やお餅、お節料理に欠かせない数の子やスルメ、昆布、干し魚、塩鮭などの日持ちがする食品などが多かったようです。現在でも保存出来るもの、お酒・コーヒーなどの飲料、お菓子などが人気ですが、こちらもお年賀同様、相手に喜んでもらえるものを贈ることが一番大切です。
熨斗(のし)
贈りものには、やはりのし紙を貼ることが当たり前になっています。のしを貼ることで、その贈りものが「何であるか」といった意味がハッキリするということもいえます。
「お年賀」では紅白や赤金で印刷されたのし紙を使用し、水引の結び目の上には「お年賀」と書き、結び目の下には自分の氏名を記入します。また「お歳暮」では、紅白に印刷されたのし紙を選び、水引の結び目の上には「お歳暮」や「御礼」と書き、結び目の下には自分の氏名を記入します。