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お歳暮の熨斗(のし)について

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お歳暮に適した熨斗は?


熨斗には、「水引」と呼ばれるリボンのように結ばれたものがついているのが一般的。この水引は、色や形、結ばれる向きによって、ふさわしいシーンが異なります。

たとえば、リボンの両端が上を向いてちょきんと切られた形状になっている「結び切り」は、結婚のお祝いのように、一度しかないイベントで贈り物をする際に使われる形状です。また、白黒の水引は仏事の際に用いられます。

では、お歳暮に適した熨斗の水引とはどのようなタイプかというと、ずばり紅白の蝶結びのもの。蝶結びはほどけてもまた結べることから、何度でも繰り返したいお祝いやお中元・お歳暮に適切なのです。

さらに、お歳暮の熨斗紙に使われる水引の本数は、5本や7本が一般的です。偶数は割り切れるため、「分かれる」「離れる」に通じて縁起がよくないとされています。

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お歳暮の熨斗の書き方


表書きをマジックやサインペンで書く方も増えていますが、本来は毛筆や筆ペンで楷書書きをするのが正式な書き方です。敬うべき相手には、なるべく筆を用いましょう。

熨斗の表書きは、水引の上部の真ん中に「お歳暮」もしくは「御歳暮」と記入します。そして、水引より下の部分の中央に、贈り主の名前を記しましょう。

        印刷するだけで使える、お歳暮用熨斗のテンプレートもあります。贈るお歳暮の数が多い方や、美しい文字を書くのが苦手な方は、便利なひな形のサービスを活用してもOK。

なお、「お歳暮」という漢字表記からもわかるように、12月31日までに相手の手元に届くのが適切です。手配をしそびれたなど、何らかの事情によって年明けになってしまう場合、1月7日(関東のみ、関東以外では1月15日)までなら「お年賀」、それより後なら「寒中御見舞」とします。

ちなみに、お歳暮とは何年も継続して贈るものです。たまたま今年お世話になった方に一度だけ贈る(以後贈る予定はない)場合は、「お歳暮」とすると失礼にあたるため、「御礼」と書きます。

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