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お中元の挨拶
お中元を宅配便で送るとき
お中元とは本来、地域によっても異なりますが、7月から8月の間、夏の挨拶をするために相手を訪問し、手渡しするのが一般的でした。
しかし現代では、かえって相手に気を遣わせてしまう、多忙でなかなか予定が合わない、などの理由から、宅配便で送る方も増えてきています。宅配便でお中元を送ると直接挨拶ができないので、挨拶状も送る必要があります。
熨斗(のし)は水引が紅白5本で、蝶結びのものを選びましょう。お中元を宅配便で送るなら、熨斗紙を品物に直接掛けてから包装する、「内のし」にしましょう。宅配中に、熨斗の破損をするリスクを抑えることができます。
挨拶状には添え状と送り状の2種類ある
お中元の挨拶状には、添え状と送り状の2種類があります。
添え状は、お中元を贈る際、品物に同封して送る挨拶状です。添え状に使用する用紙は一筆箋や便箋、メッセージカードなど、とくに正式な決まりはありません。ビジネス関係の方や目上の方など、あらたまった文章を送りたい場合は、白無地に縦書きがよいでしょう。
ここで気をつけたいのは、宅配便で送る場合、封筒に入れて同封してしまうと、郵便法に抵触してしまう可能性があります。郵便法第4条3項に「貨物に添付する無封の添え状または送り状は、この限りではない」とありますので、封筒に入れずに添付すれば問題ありません。
また、お中元を依頼するお店によっては、手紙を同封できない場合があります。購入する前に、添え状を添付することができるか確認しておきましょう。
一方、送り状とは、商品とは別に郵送する挨拶状のことです。送り状を送る場合は、挨拶文の他に、お中元の発送を知らせ、いつ頃、どのような方法で届くかなどを伝える役割があります。
送り状の方がより丁寧な印象に!
添え状と送り状は、どちらも季節の挨拶をするためのものです。しかし、単独で送る送り状のほうが、より丁寧な印象を与えます。そのため、目上の方にお中元を贈るのであれば、添え状よりも送り状のほうがよいでしょう。
送り状は挨拶の他に、お中元を発送したことを伝える役割もあると前述しました。そのため、品物よりも先に届く必要があります。お中元が到着する予定日の2、3日前に届くように投函するようにしましょう。